SDGsやCSR活動のアンバサダーにキャラクターを!社会課題解決×キャラクターコラボの最新事例をご紹介
今、企業に求められるSDGs対応や社会課題への貢献。活動の発信・広報のニーズも高まっています。
「持続可能な開発目標」として、企業活動から教育までさまざまな分野に影響を与えているSDGs(エス・ディ・ジーズ)。大企業を中心に、SDGsの17の目標と適合する自社の取り組みを発信する例もよく目にするようになりました。
このような背景のなかで、ユニクロをはじめ、キャラクターをSDGs活動のアンバサダーとして採用し、親しみやすく広報活動を行うケースも出てきています。
また、SDGsは国際社会共通の目標ですが、日本が誇る世界的に認知の高いコンテンツ(キャラクター)をアンバサダーに採用できるという意義もあります。
若い世代を中心に、環境問題や社会課題の解決に意欲を持つ人が増える昨今。採用戦略なども踏まえ、企業はより親しみやすく、自社の環境活動や社会貢献活動をPRする必要が出てきています。
今回の記事では、企業のSDGSやCSR活動の広報と相性のいいキャラクターと、その活用事例をご紹介します。
※冒頭のスクリーンショット:ユニクロのサステナビリティサイトより
SDGs活動にキャラクターを活用した例
近年、企業からその取り組みが発信されることの多いSDGs活動。活動のアンバサダーやイメージキャラクターとして、キャラクターが活用されているケースをピックアップしてご紹介します。
●ユニクロ×緑のドラえもん「THE POWER OF CLOTHING」
サステナビリティ活動をわかりやすく、楽しく、明るく伝えるため、世代を超えて愛されるドラえもんがユニクロのグローバルサステナビリティアンバサダーに就任。緑色の「サステナモード」になったドラえもんが、SDGsの活動を親しみやすく発信しています。
●富士山麓のおいしい天然水×ハローキティ(ポッカサッポロフード&ビバレッジ)
「富士山麓のおいしい天然水」を販売するポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社は、SDGs活動を応援しているハローキティをラベルに採用したリサイクルペットボトルの商品を販売しました。同ボトルは、使用済みペットボトルを再生した樹脂を100%使用しており、飲むだけで気軽にエコ参加できる商品となっています。
●フジテレビ×ガチャピンムック「サステナ英語レッスン」
フジテレビが放送しているSDGsをテーマにした番組『フューチャーランナーズ~17の未来~』(英語字幕付き)で取り上げられた言葉をもとに、SDGsのテーマにかかわる英語を解説。ガチャピン・ムックが生徒役として登場し、地球環境問題や気候変動について興味をもつきっかけを創出しています。
SDGsのアンバサダーにキャラクターを使うメリットは?
では、SDGs活動の発信や広報にキャラクターを採用することには、どんなメリットがあるのでしょうか?考えられるポイントをまとめました。
●難しい印象のある環境問題や社会課題への対策について、親しみやすく・わかりやすく訴求するできる。
●老若男女に認知度の高いキャラクターを採用することで、幅広い世代のステークホルダーに自社のSDGs活動を発信できる。
●グローバルに展開する企業の場合、世界的にも認知のあるキャラクターを採用すれば、国内・海外共通のPR施策になる(SDGsは国際社会共通の目標)。
●タレントや芸能人と比較し、キャラクターはスキャンダルなどがなく、クリーンなイメージを維持しやすい。
SDGs活動を応援しているキャラクターは?
最後に、版権元の公式な活動としてSDGsを応援しているキャラクターの例をご紹介します。
●ハローキティ
動画「ハローキティチャンネル」などを通じて、SDGsの普及を長年支援しています。国連と協力し、SDGsの17の目標のうち6つを解説する動画を日本語・英語で公開するなど、アンバサダーとしてグローバルな活動が展開されています。
参考:ハローキティのSDGsサイト
●きかんしゃトーマス
国連と協力し、SDGsの17の目標のうち、5つを盛り込んだ番組が製作されています。トーマスのターゲット層である就学前の子どもたちにもわかりやすくSDGsのテーマを伝えることで、未来を担う子どもたちの教育にも貢献しています。
●「島耕作」ほか講談社作品
講談社様では、自社のSDGs活動と並行して、自社が保有するコンテンツを活用し、SDGs活動を訴求するための支援も推進しています。
同社のSDGs情報サイトでは、漫画「島耕作」を採用した対談コンテンツや、オリジナルマンガで活動を紹介するなどのアイディアが紹介されています。