キャラクターとコラボしたバレンタインキャンペーン事例まとめ

8月も後半に入り、今年も残すところ4カ月。半年後はバレンタインデーです。
毎年、バレンタインにはアニメやキャラクターを活用したコラボ企画が目立ちます。また、バレンタインデーの「女性から男性にチョコを渡す」習慣も変化しており、「自分へのご褒美」「ファンから推しへ」「家族へのプレゼント」など文化が多様化してきています。
今回の記事では、過去に実施されたアニメやキャラクターを活用したバレンタインキャンペーンをピックアップして紹介します。

目次

令和のバレンタインの傾向は?

マーケティング・リサーチ会社・株式会社インテージの調査によると、近年のバレンタインデーは「女性が好きな男性へチョコレートを贈るもの」という価値観から大きく変わってきているようです。友だち同士でチョコを贈り合う「友チョコ」は以前からありましたが、対象や目的はさらに多様になり「自分へ」「家族へ」「お世話になった人へ」など、日頃の感謝やねぎらいの気持ちを込めてプレゼントを贈るイベントになりつつあるようです。

  • 女性がチョコレートを贈る相手「1位:家族」「2位:自分」。
  • 一方で10代女性の約4割、20代女性の2割超が「昨年よりもバレンタインの予算が増える」と答えており、若い世代を中心にイベント時の購買意欲は継続していると思われる。
  • 「本命チョコ」「義理チョコ」「友チョコ」などの以前からあったカテゴリのほかに「家族チョコ」「自分チョコ」「世話チョコ(お世話になった人へ贈るチョコ)」などのカテゴリが登場している。

参考:変化するバレンタイン。贈りたいひとは「家族」と「自分」|株式会社インテージのプレスリリース

また、注目したいのはアイドルやアニメキャラクターなどの「推し」にチョコを捧げて楽しむ習慣です。
応援したいキャラクターの「推し活」をする人が増えていることはすでに知られていますが、バレンタインも「推し活」を楽しむためのイベントのひとつになっています。
近年では、ファンクラブなどへ実際にチョコレートを贈るのではなく、推しのために選んだチョコレートを推しの写真などと一緒に撮影し、SNSへ投稿するケースが増えています。
また、SNSなどでバーチャルなチョコを贈れる企画も実施されています。

【推しチョコの楽しみ方】

  • 推しが好みそうなチョコを買う・食べる
  • 推し色のチョコを買う
  • 推しと一緒にチョコを撮影してSNSに投稿する
  • 推しの祭壇を作ってチョコを並べる
  • 推しと想定して他の人に食べさせる
  • 推しの生配信を見て、推しと一緒に食べている気分で同じお菓子を食べる
  • 推しが同じ人同士で集まって、それぞれ買ったチョコと推しの写真を並べて写真を撮る

引用・参考元:Z世代の今年のバレンタイン対象、“本命”ではなく“推し”が上昇!「推しと一緒にSNSに投稿」など、“贈る相手”や“楽しみ方”も多様化!|株式会社 明治のプレスリリース

このような多様なバレンタイン文化や推しチョコ文化にも効果を発揮するのが、アニメやキャラクターとのコラボレーション企画です。好きなキャラクターとコラボした商品やキャンペーンは、バレンタインを楽しむきっかけになります。

アニメやキャラクターとコラボしたバレンタインキャンペーン例

ここからは、過去に実施されたアニメやキャラクターとコラボしたバレンタインキャンペーンの事例をピックアップしてご紹介します。

※トキオ・ゲッツのコーディネート事例ではありません。

夢にとどけ!明治・ウマ娘応援プロジェクト

明治製菓は、2022年末~2023年バレンタインシーズンにかけてゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」とコラボレーションしたキャンペーンを展開しました。「ウマ娘応援プロジェクト」と題し、9人のウマ娘キャラクターを3つのチームに分けて、応援したいチームに応募する仕組み。キャンペーン期間第3段のバレンタインシーズンには「バレンタイン推しチョコキャンペーン」のテーマで、商品写真付きのツイートが応募条件になっていました。

引用元:夢にとどけ!明治・ウマ娘応援プロジェクト | 株式会社 明治 – Meiji Co., Ltd.

キャンペーンサイト:
夢にとどけ!明治・ウマ娘応援プロジェクト | 株式会社 明治

ロッテ×ちいかわバレンタインキャンペーン 

ロッテは、2023年、人気マンガ・キャラクターの「ちいかわ」とコラボしたキャンペーンを展開しました。「バレンタインのせいにして楽しんじゃおう」をテーマに、バレンタインをきっかけとしてチョコレートを楽しむことを訴求。ちいかわグッズが当たるキャンペーンや、ちいかわ風のアレンジができるロッテのお菓子を使ったレシピ紹介などが実施されました。

キャンペーンサイト:
お口の恋人 ロッテ|ロッテ×ちいかわ バレンタインキャンペーン

有名チョコレートメーカー×キャラクターのコラボ商品

上記でご紹介したのは、バレンタインデーをテーマにした販売促進キャンペーンの事例でしたが、バレンタイン時期にはアニメやキャラクターとコラボレーションした商品も多く展開されます。
最近では、有名・人気のチョコレートブランドや菓子ブランドがキャラクター商品を発売することも多く、従来のキャラクター商品のイメージにある、いかにも「子ども向け」のキャラクター菓子というよりは、大人も楽しめるようなブランド感・商品(チョコ)自体の質・デザイン性を備えたコラボ商品が増えてきています。パッケージ、とくに缶のデザインがかわいい商品も人気です。

ゴディバ(GODIVA) meets あつまれ どうぶつの森

ポケモン meets メリーチョコレート

モロゾフ×ディック・ブルーナ(ミッフィー)

帝国ホテル×スヌーピー

ガトーフェスタ ハラダ×サンリオキャラクターズ

ゴンチャロフ×マイメロディ・クロミ

引用元:X:サンリオ@sanrio_news

まとめ

ご紹介したように、バレンタインの楽しみ方は多様化してきており、その中でもアニメやキャラクターとコラボレーションした企画は有効です。バレンタイン企画でキャラクターを活用する場合、主に「推し活」の切り口と、デザイン性が高く限定感のあるキャラクター商品の2つのアプローチが考えられます。
過去に実施された事例を参考に、時代の感覚に合ったバレンタインデーキャンペーンを企画してみてはいかがでしょうか。

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