【オタク用語解説】ぬい活とは?グッズアイディアにも活きる推し活の中身
推し活や熱狂的なファン層の間で使われているオタク用語を解説します。
皆さんは「ぬい活」という言葉をご存じですか?「ぬい」とは「ぬいぐるみ」のこと。アニメやアイドルなどのファンの間では、好きなキャラクターや人のぬいぐるみを集めたり、持ち歩いたりするのが流行しています。
「ぬい活」はSNSとの相性もよく、プロモーション企画のヒントとしても注目のファン行動です。「ぬい活」の楽しみ方やファン心理を知り、コラボ企画のアイディアに活かしましょう。
ぬい活とは?
「ぬい活」とは、好きなアイドルやキャラクターのぬいぐるみを持ち歩き、写真を撮ったり、一緒にお出かけしたりする「推し活」ジャンルのひとつです。
ぬいぐるみのことを「ぬい」と言い、ぬい活するファンのことを「ぬいママ」、ぬいぐるみを撮影することを「ぬい撮り」と呼ぶこともあります。
アニメやアイドルグループの熱狂的なファンの中には、自分の応援しているキャラクター=「推し」がいる人が多くいます。ぬい活は、推しのぬいぐるみを持ち歩くことで、いつでも「推し」を近くに感じられることが魅力です。
ぬい活で使われるのは、主に持ち歩きやすい手のひらサイズのぬいぐるみです。ぬい活する人は、お気に入りのぬいぐるみに、その日のテーマに合った衣装を着せ、かばんにつけたり、透明ポーチに入れたりして持ち歩いて楽しみます。
また、お出かけ先のさまざまな背景でぬいぐるみを撮影するのも大きな楽しみのひとつです。さまざまな場所に連れていくことで、背景とぬいぐるみをコーディネートする楽しさを味わうこともできます。
ぬいぐるみは、コンサートやアニメイベントなどの会場で販売されるほか、アニメグッズショップなどでも販売されています。自分好みのオリジナル性にこだわる人は、ぬいぐるみやぬいぐるみに着せる衣装を自分で作る場合もあります。ぬい活の人気を受けて、近年ではグッズショップや裁縫用具店などでぬいぐるみのDIY材料が充実しています。
ぬい活はSNSと好相性!
先述のように、ぬい活は、ぬいぐるみを自分と一緒にいろいろな場所に連れていき、撮影するのが大きな楽しみのひとつです。撮影した写真は、SNSにアップされるため、同じ作品のファン同士や、ぬい活仲間で話題が拡散しやすくなります。
写真撮影&SNS公開が伴う趣味であることから、「ぬい撮り旅行ツアー」「ぬい撮りアフタヌーンティー」「(ショップ内での)ぬい撮りラリー」など、近年ではさまざまな分野のプロモーションに応用されています。
最近のぬいぐるみを活用したキャンペーン例
【ハローキティ50周年マクドナルド「ハッピーセット®」に50種のぬいぐるみ】
ハローキティ50周年を記念して、マクドナルド「ハッピーセット®」の景品にキティちゃんのストラップ付きぬいぐるみが採用されました。さまざまな衣装を身に付けたぬいぐるみは全50種類あり、週替わりで異なるバージョンが登場。売り切れになる店舗が続出するなど、大きな話題になりました。
まとめ
ぬいぐるみは、アニメやキャラクターのグッズとしては昔からの定番アイテムですが、近年ではそこに「推し」「持ち歩き」「撮影&SNS」の要素が入り、大人も楽しめる趣味ジャンルとして広がりをみせていることがご理解いただけたかと思います。
アニメやキャラクターと企業のコラボ企画を発案する際には、このようなトレンド傾向をぜひ参考にしてください。