BtoBでのキャラクター活用の時代は来る!?事例まとめました
BtoB企業のテレビCMや企業プロモーションが増加している昨今。タレントを起用したクリエイティブが多いなか、BtoB企業のイメージキャラクターとしてキャラクターを活用するケースも少しずつ見受けられるようになりました。今回の記事ではBtoBのプロモーションにキャラクターが活用された事例をピックアップしてご紹介します。
BtoBのプロモーションでキャラクターを活用するメリット
BtoB分野でアニメ等のキャラクターを活用するメリットには以下のようなポイントがあります。
- 作品やキャラクターの持つ「未来」「挑戦」などのポジティブなイメージを企業イメージに連動できる
- 昔から知られる人気キャラクターはオール世代の好感度が高い
- キャッチーな印象で企業名や商品名の認知獲得につながる
- アンバサダーとなり、堅い・難しい印象の情報を親しみやすく発信できる
BtoB分野のキャラクター活用事例
BtoB分野でのアニメやキャラクターの活用事例にはどのようなものがあるのでしょうか。現在展開中のものだけでなく、過去に実施された施策からも印象的だった事例をご紹介します。
※トキオ・ゲッツの事例ではありません。
丸紅株式会社×アニメ「ONE PIECE」
丸紅株式会社はアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」とコラボレーションした企業広告シリーズを展開しました。同社の目指す姿「Global crossvalue platform」と「ONE PIECE」の世界観を重ね合わせ「できないことは、みんなでやろう。」をスローガンに広告シリーズを展開。公式Twitterでは「もしもワンピースの世界に丸紅がいたら」をテーマに、丸紅の夢と志を乗せた船「マルベニー号が「ONE PIECE」の世界を冒険するビジュアルを公開しています。
>丸紅新広告「ONE PIECEシリーズ」特設ページ
https://www.marubeni.com/jp/op2022/
>丸紅新広告公式twitterアカウント「丸紅×ONE PIECE」
https://twitter.com/MarubennyVoyage
HENNGE One×「ウルトラマン」
クラウドセキュリティサービス「HENNGE One(ヘンゲワン)」を提供するHENNGE株式会社はウルトラマンをイメージキャラクターに起用したテレビCMや特設サイトを展開しています。SaaSの課題をウルトラマンの怪獣に、HENNGE OneをSaaSの課題を解決するヒーロー(ウルトラマン)のイメージになぞらえ、製品特徴をわかりやすく表現しています。
>ウルトラマン特設ページ|HENNGE株式会社
https://hennge.com/jp/special/ultraman/
コグナビ×「機動戦士ガンダム」
エンジニアに特化した人材サービス「コグナビ」(株式会社フォーラムエンジニアリング)は、女優の長澤まさみさんが「機動戦士ガンダム」の世界観で活躍するストーリーのテレビCMや特設サイトを展開しました。アニメキャラクター(シャア)とCGで描かれた「機動戦士ガンダム」の世界観、実写の長澤さんの演技が調和したインパクトのあるテレビCMになっています。
>コグナビ公式サイト
https://www.forumeng.co.jp/cognavi/
>コグナビプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000107287.html
キオクシア株式会社×「ブラックジャック」
フラッシュメモリなどの記憶媒体を開発するキオクシア株式会社は手塚治虫さんの作品とのコラボレーションした企業広告を連続して展開しています。最新のテレビCMでは「ブラックジャック」が登場し、研究者役の俳優・野間口徹さんとかけ合う姿が描かれています。
>キオクシア株式会社WEBサイト
https://www.kioxia.com/ja-jp/about/news/2022/20220218-1.html
日本ガイシ株式会社×「ポケットモンスター(ポケモン)」
セラミック技術を開発する日本ガイシ株式会社は創立100周年であった2019年に株式会社ポケモンとタイアップした企業広告を展開しました。暮らしを支える同社の技術と、そのそばで楽しく共生するポケモンたちを描いたテレビCMも放映されました。
>日本ガイシ株式会社プレスリリース
https://kyodonewsprwire.jp/release/201901152179
戸田建設株式会社×「ドラえもん」
戸田建設株式会社は創業140周年を記念し2018年から「ドラえもん」をナビゲーターに起用したテレビCMを展開しました。「ほんトダ!」プロジェクトと題し、同社の企業姿勢がドラえもんの「ひみつ道具」で楽しく表現された内容になっています。
>戸田建設株式会社WEBサイト
https://www.toda.co.jp/news/2021/20210610_002939.html
>「ほんトダ!プロジェクト」特設WEBサイト
https://hon.toda.co.jp/
ATOM biz×「鉄腕アトム」
絆ホールディングス株式会社は、店舗の防犯・監視に役立つセキュリティカメラのイメージキャラクターとして「鉄腕アトム」とコラボレーションしています。「鉄腕アトム」の「守る」イメージがセキュリティ製品のイメージと調和し、製品の特徴をわかりやすくしています。
>「ATOM biz」WEBサイト
https://www.a-tom.net/
株式会社シャノン×「サラリーマン山崎シゲル」
マーケティングオートメーションツールを提供する株式会社シャノンは、人気漫画「サラリーマン山崎シゲル」のキャラクターを起用したYouTube広告を展開しました。6秒間と時間の制限があるYouTubeバンパー広告で強い印象を残し、製品への興味を喚起しています。
>株式会社シャノン プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000002984.html
まとめ
ご紹介したように、BtoB分野の企業広告やプロモーションでもアニメやキャラクターを活用する事例が少しずつ増えています。特に、企業の周年を記念したタイミングなどでは、このようなメッセージ性のある広告展開をしやすいものと思われます。また、最近では企業広告でもマスメディアへの出稿だけでなく、SNSを活用した展開も登場してきています。多様化するBtoB企業プロモーションのアイディアのひとつとして、ぜひ参考にしてください。